セルフステア

ハンドルを真っ直ぐにした状態でいくらバイクを寝かせても、曲がることなく直進します。

ハンドルを切った状態でバイクを寝かせると、

すごく曲がります。

×　腕に力が入って突っ張った状態では、

バイクを寝かせても大回りになります。

○　腕の力を抜いて行き先をしっかり見ていると、セルフステアが働いて小回りできる。

　セルフステアとは、バイクを傾けると勝手にハンドルが切れることを言います。

ですから、ライダーはなるべく腕の力を抜いて、ハンドルが勝手に切れるのを邪魔しないようにすることが大切です。　

ハンドルを持つ手は「赤ん坊の手を握るように優しく」とか「生卵を握るように」とか言われるのもそのためです。

下半身でしっかりバイクをホールドしてやると、自然と腕の余分な力が抜けてきます。

また、進行方向をしっかり見ることでも、より曲がりやすくなります。

×　腕が突っ張っていると、セルフステアの妨げになる。

○　力が抜けていて、ハンドルと腕のラインが丸くなるように。

×　グリップが力任せになっている。

○　ドアノブを持つような感じで、軽く持つとよい。

腕に力が入っていてもセルフステアが強力なため、ある程度は曲がってくれます。

ただ、より効果的に曲がるためには腕の力を抜いてハンドルが切れやすい環境を作ってやることが大切です。